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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長小杉英紀

第247回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成26年12月3日

 

「希望と現実」

みなさん、こんにちは。

早いものでもう師走ですね。寒さも増してきました。風邪などには気をつけたいものですね。

ところで、「マスターズ甲子園」というものをご存知でしょうか?

これは、高校の野球部OBでチームを作り、各都道府県の予選を勝ち抜いて優勝すると、高校球児の聖地である阪神甲子園球場で試合が出来る、というものです。

色々と規定があり、

・使用するボールは硬式、バットは木製
・投手は最長2イニング(6アウト)まで
・34歳以下が試合に出られるのは4回まで。

など(私のわかる範囲のルール)です。

野球に詳しい方ならピンとくると思いますが、このルールだと投手は最低でも5人(35歳以上は最低3人)必要になります。

ということで、現役当時投手だった私も、有難いことに先輩から「参加せよ!」との命令を賜りました。

が、軟式の草野球ですら年に数回しか参加出来ていない現在の私にとって、重い硬球はまるで砲丸投げをするかの如くであり、尊敬する先輩からの有難いお誘いとはいえ、おいそれと従うのは危険極まりない状態であります。

ましてや、ボール自体の硬さも高く、軽く当たっても打撲や青痣を覚悟しなければなりません。

ですので、きちんと練習をして臨まなければ大怪我の危険性が高くなります。でもそれだけ危険なボールなので、それなりの設備のある場所でなければならないのです。

また、時々設けられる練習日も土曜日が多く、道場の施術日のためなかなか参加出来ません。

以上、身体的、物理的な理由から今年は選手としての参加回避して応援に2試合ほど駆け付ける、にとどまったのでした。

我が母校は、残念ながら決勝で敗れ念願の甲子園出場は叶いませんでした。

ただ、最年長は48歳、最年少は25歳という世代を越えて集い、一致団結してボールを追いかけている同志を見ていると、やはり野球人としての血が騒ぐのですね、何とか参加は出来ないものかと…。

出場している選手を観察してみると、
すっかり体型が変わったであろう人、
身体が固く、特に体幹が殆ど動いていない人、
動きのイメージに身体の現状がついていかれてない人、などなど。

でも、レッシュ理論的に見て、上記の様な「健康的に動くこと」が困難そうな場合でも、リポーズを行って柔軟性を取り戻し、「軸」を作って動けば出力とキレは充分取り戻せるはずです。

あとはそれに伴う身体の強度をいかに高めるか、がポイントになりそうです。

実際私自身の参加の可否はさておき、楽しく、怪我なく、甲子園を目指すにはやはりいかに健康をベースとした身体作りをするかにかかっていると思います。

自分のため、また母校の仲間のために限られた時間と環境の中で最も効率よく「勝てる身体を作るか?」を考えてみようかと思います。


 
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