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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部 関口裕太

第799回 一口コラム

今回の担当は
施術部 関口裕太です。

令和8年1月21日

 

「2026年やりたいこと。」


今年最初のコラムになります。
少しだけ、自分の話から入らせてください。

白衣の見習い期間が終わり、作務衣を着るようになってから、任されることも増えました。
そして今年の4月で、作務衣になって一年になります。

現場で求められること、見られ方、責任感。
そういったものが変わっていく中で、最近よく思います。
今年はただ頑張るじゃなくて「整える一年」にしたいな、と。
整える。
つまり、めざす状態に全体をよくまとめ上げる。
そんなことを考えていた時、ふとキャンプとトレーニングが頭の中で思い浮かびました。

キャンプって、表向きの目的はシンプルです。
自然の中で過ごす、リフレッシュする、のんびりする。
でも実際にやってみると、いろんな“手段”が増えていきます。
テント。タープ。暖房。焚き火台。薪。
料理道具、火加減、レイアウト、サイトの動線…。
気づけば、「どう過ごすか」の工夫ばかり考えてる。
でもこれ、悪いことじゃないと思っています。
キャンプってむしろ「手段が目的になる」ことが往々にしてあるし、
それこそが趣味の良さでもある。

焚き火で湯を沸かすこと自体が楽しい。
サイトを美しく仕上げること自体が嬉しい。
新しいギアを試すこと自体がワクワクする。
本来の目的が“休むこと”だったとしても、
手段を磨くことがそのまま楽しみに変わっていく。
キャンプは、そういう沼みたいな魅力があります。

ただ、これが競技になると話が変わります。

最近は野球選手のトレーニングを見学、担当させてもらうことがあり、
そこで特に強く感じるのが「目的と手段を曖昧にすると、成長が止まる」ということです。

選手が求められる結果は、はっきりしています。
ホームランが必要なのか。
出塁が必要なのか。
パワーなのか。キレなのか。

目的が定まれば、手段は絞れる。
手段が絞れれば、積み上げが速くなる。

逆に、目的が曖昧なまま手段だけ増えると、
「やってる感」は出るのに、結果に繋がりづらくなる。
筋トレをすること自体が目的になってしまう。
走ること自体が目的になってしまう。
フォームを綺麗にすること自体が目的になってしまう。

もちろん、それらも大事な要素です。
でも競技の場合は、それが「結果を出すための手段」になっていなければ意味がない。

趣味においては、手段が目的になってもいい。
むしろ、それが豊かさになる。

でも競技においては、目的と手段は明確にする必要がある。
なぜなら、その一球、その一打、その一歩で評価される世界だからです。

この違いを現場で見れば見るほど、僕自身にも問いが返ってきます。
「今やっていることは目的につながっているか」
「手段を磨いているつもりで、目的を忘れていないか」

作務衣になって一年が経とうとしている今、
“施術が上手くなりたい”だけじゃなく、
“どんな存在として信頼されたいのか”まで含めて、整えていきたい。

趣味は趣味で沼って楽しみつつ、
仕事では目的と手段のズレを見逃さず、
ちゃんと結果に繋がる積み上げをしていこうと思います。

今年もよろしくお願いします。


 
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