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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部 関口裕之

第783回 一口コラム

今回の担当は
施術部 関口裕之です。

令和7年9月10日

 

「ゴミの分別してますか?」

皆さんこんにちは。関口です。
いきなりですが、先日ゴミの分別の話をしていて、「まあ決まりだから仕方ないよね」と思いつつも、改めて考えるとやっぱり地域によって違うのはなんでだろう…と不思議に感じました。
同じ日本なのに、ある場所では「燃える」、別の場所では「燃えない」。うーん。不思議です。

レジ袋が有料になったのは2020年の法改正から。
あのときは「まあ環境のためだし」と納得しました。
でも紙袋まで有料になったときは、どうにも便乗感がある。
紙はリサイクルもできるし燃やしても問題ないのに、なんででしょうね?
ちなみにレジ袋はほぼ毎回お願いします。って言います。
家ではレジ袋を小さなゴミ袋として使うので、そんなに溜まらない。
けれど道場では袋がどんどん貯まっていき、再利用しきれずに毎回捨てるしかない。
同じ袋でも「便利な消耗品」にもなれば「ただの余り物」にもなるのです。

そこから最初のゴミの分別ルールが違う話。
ペットボトルを「可燃ゴミ」とする自治体もあれば、「資源ごみ」や「プラごみ」に分けるところもある。
この差はどうやら「焼却炉の性能の新旧」に関係しているらしいのです。

昔の焼却炉は燃焼温度が低く、プラスチックを燃やすとダイオキシンが発生する危険があったそうな。
だから「プラスチックは燃やしちゃダメ」というルールが広まった。
でも2000年代に法改正と焼却炉の刷新が進み、高温で燃やせる施設が全国に整備されると状況は一変。
今の高性能焼却炉は1,800℃近い高温で燃やせるので、ダイオキシンは発生しないらしい。
むしろプラスチックは石油からできているので、燃料として扱えるのだとか。
考えてみれば「燃えるゴミ」という呼び方は、実は間違っていないわけです。

そして面白くて大事なのはこうした「環境ルール」が時代の流れでどんどん書き換えられていくこと。
昔は危険だから分けろと言われ、今は燃やしていいと言われる。
でも自治体によってルールはバラバラだから、人々の感覚は混乱したままです。
「正解」が更新されても、社会全体に浸透するまでには時間がかかる。
その間に「地域AではOK、地域BではNG」という不思議なズレが生まれるのです。

環境問題って、実は“科学の進歩”と“社会の慣習”のせめぎ合いなんだと思います。
体の話にも同じような事、ありますよね。。
そしてその狭間で、僕らは今日も「袋いりますか?」に悩み、袋を使ったり捨てたりしている。

…もしかすると未来では、
ゴミ袋に顔認証シールを貼らないと収集車が持っていかない。
スーパーの出口で、袋を持ってない人は野菜をそのまま抱えて帰らされる。
なんて事にもなるかもしれませんね笑


 
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