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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部 関口裕之

第779回 一口コラム

今回の担当は
施術部 関口裕之です。

令和7年8月6日

 

「残る楽しさ」

こんにちは。関口です。
何かに向けて準備をしているとき、
ふと、「ああ、この時間が楽しいんだな」と感じることがあります。
まだ本番は来ていない。
うまくいくかどうかもわからない。
それでも、どんなふうに進めようかと考えたり、
必要なものを整えたりしているその時間に、自然と気持ちが乗っている。
そんなことが時々あります。

もちろん、本番が来ればたいてい予定通りには進みません。
結局その場の流れに任せて、気づけばアドリブ全開。
その瞬間瞬間の判断やノリで乗り越えていく。
それはそれで楽しいし、自分らしいなと思うこともあります。

ただ、あとから振り返ると、
「あそこはこうすればよかったかも」とか、
「もっとこう準備しておけばよかったな」と、反省点が浮かんできます。

ほぼ毎回、そういう“後悔”はあるんです。
でも、それは“失敗”ではないと思っています。

その準備があったからこそ、
その本番があったからこそ、
そして、その振り返りがあるからこそ、
次につながるものが、きっとどこかに残っている。
って思うようにしています。笑

「どこが楽しいか」というのは、人によって本当に違います。
準備が楽しい人もいれば、本番の空気の中でテンションが上がる人もいる。
あるいは、終わってから「あれ、よかったなぁ」と思い返す時間を楽しむ人もいる。
ですが、それは「過程が大事」とか「結果がすべて」といった、
いわゆる価値観の話とは、また少し違うもののように感じます。
「楽しい」というのは、
どこで心が動くか。
ただそれだけの感覚の話なのだと思います。
私はたぶん、「あとに残るもの」にも嬉しさを感じるタイプです。
準備している時間もそうですし、
誰かに伝えたことが、後になって活きてきたときなども、
心の中にじんわりと手応えのようなものを感じます。

整体の現場でも、そんな感覚があります。
施術を受けて、その場では楽になったとしても、
数日経てばまた戻ってしまうことも少なくありません。
それでも、その中に少しでも深く、少しでも長く、
何か“痕跡”のようなものが残ってくれたらと思っています。

「効いた」ではなく、「残った」と言っていただけるような、
そんな施療家を実は目指しています。

“楽しい”というのは、にぎやかで華やかな瞬間だけではなく、
静かに心が動くときにも、たしかに宿っているものだと思います。
未来に向けて整えていく時間だったり、
誰かの中にそっと残っていく感触だったり。

どこが楽しいかは人それぞれですが、
自分なりに「ここだな」と思える瞬間を大切にしていけたら。
そんなふうに感じています。


 
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