「今年最後のコラム」
つい先日ですが、元プロ野球選手の方が施術を受けに道場へ来られました。
その方は野球を知っていれば誰でも知っているような記録を持っている方で、以前から廣戸先生の施術を受けていました。
何が印象に残ったかというと、靴を脱いだ後の靴を揃える仕草です。
まるで野球選手が試合で、ベンチから手袋を嵌めてバットを持ち打席に向かう呼吸をするような一連の流れの動作でした。
普段から、患者さんが道場に入られた時の「靴の向き」や「爪先の捻れ」などを見るのが習慣になっているのでついそんな所に目がいってしまいました。
体の使い方が、意外と日常生活の動作に出たりします。
意識して使っているうちはぎこちなくどこかやってる感が出ますが、それが普通になってきたら嫌みなく所作が綺麗に見えます。
見ている方も気付かないくらい普通になります。
ありきたりな言葉ですが、特別な修修業よりも日常生活の修業。
何かやる時だけ意識して日常生活が疎かになることが好きでない自分にとって今年一番感動しました。
靴を揃える。当たり前のことですが意外と出来ない。
当たり前のことを当たり前に続ける。
一年の終わりにすごく大事なことを感じ取らせてもらいました。
来年はより整体に集中出来る環境を整えて邁進してまいります。 |
