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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第731回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀 です。

令和6年8月7日

 

「心と技と体と軸と」

度々の私事で恐縮ですが、お陰様で怪我も順調に回復しておりジョグや軽度のジャンプなども違和感無く出来るようになっております。

ということで、夏休みにも入ったのでリハビリがてら小6の子供のサッカーの練習にほぼ毎朝付き合っています。

私自身、サッカーは好きですが競技レベルで行った経験はほぼ皆無なのでテクニカルな足技は身についていないのでやって見せることもコツを伝えることも出来ませんが、子供が苦手なプレイ(シュートの威力不足やドリブルで相手をかわす、当たり負けするなど)が何故上手くいかないのかは観察の視点を「軸の有無」に置くとよく分かります。

「強く蹴ろうとする」「相手を抜く」「ボディコンタクトで負けない」意識が強いせいか、どうしても力んでしまい「軸」で地面を踏む圧が抜けてしまいます。

そこで、技術的な練習に入る前に立位での軸トレを数種類やり込んでから実際にボールを使った練習をしてみると格段にミスが減りボールの扱いが上手くいったり安定度が増すようになりました。

これには本人も驚いたようで「こんなことで急に上手くなるの?」という表情をしていたので「身体の原則を守れば技術もパワーも勝手に付いてくるよ」と伝えました。

今回、子供が自分自身が体感したものは身体の原則を守って「軸」が有ることで成立すること、またそれを再現するために必要なこと、所謂サッカーの専門家が解説しているような技やフィジカルの強さは別途にトレーニングするものではなく各々が持つイメージや感覚を具現化するために必要なのは決して分解するべきではないこと、など様々なものが身近なところで確認出来ました。「技と体」は実は「軸」を作れば同時に成立するのです。

また、実際「軸トレ」は難しかったようで上手く出来ずにストレスを感じていたようですが、下手だから練習しているのだから上手くいかないのは当たり前、下手なことを自覚して上手くなるために続けていくしかないこと、も合わせて話しました。

常に自分の状態を観察してその時に何が必要なことかを考えていれば過去のミスや先々の不安からも解放されるので「心」にも良いものになると思います。


 
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