「丁寧に生きる」
今週あたりから、いよいよ春本番の陽気になってきましたね。
個人的には1番好きな新緑の季節が間近に迫り、少し気分が高揚してきています。
そんな中、最近感じている事を書かせていただきたいと思います。
道場で修行をしていると、日々色々な方々にお会いします。
その方々それぞれが持つ身体の法則、考え方や感じ方、生活されている環境、それに伴う習慣など、1人として同じ人間は存在しません。
更に同じ方であってもその時々で、調子の良し悪しなど、状況は常に移ろっています。
そんな混沌としたもののなかに「4スタンス」という指針があるのは大変に有り難い事だと、改めて感じています。
だからこそ明確にそれを理解して利用する事で、最大限にその方に寄り添う事。
それを4スタンスを学ぶ者の使命として肝に銘じなければと、自分の尻をたたく毎日です。
でもその移ろう事は、同じ人間である自分自身であっても同じことです。
刻々と変化する状況のなかで、頭や身体がそれを感じ、結果芽生えた感情、一瞬でも感じた事、微細であっても生じた違和感。
それらは確かにその瞬間には存在したものです。
それを対人関係がある組織の中で、業務の忙しさなども加わると、表面的な帳尻合わせを優先してしまいがちです。
結果その時点では、不確かなものは流してしまって、場を取り繕ってしまいやすくなる気がします。
「なぜそう感じたのか?」
感じた結果生じた考えが、例え正解に結びつかなかったとしても、感じた事には意味がある。そこに結びついたプロセスがある。
それをさかのぼって「どこから修正すべきなのか?」
自分が感じた事。自分自身の感性。
それは否定せず、冷静にさかのぼって見極めていく。
それが前向きである事、ポジティブな考え方だと今は思います。
そうやって生きていくのが誰の事も否定しない「丁寧な生き方」だと思います。
「もっと人を見る」というテーマを掲げて生活している中で感じた事をお伝えしました。
新緑に向かって突き進みましょう! |