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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第709回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀 です。

令和6年3月6日

 

「Don't think,feel 的な」

「やらされてやる練習は意味が無い」

といいますが果たしてそう言い切れるものでしょうか?

確か、に嫌々でしても集中していないが故に怪我や事故の可能性は高まると思いますし、4スタンス理論で考えれば違うタイプの動きを(指導者などに)強いられてのこととすればあまり良い結果は想像出来ません。

ですが、
「(試合に負けたから)会場から学校まで走って帰る」

「決められたノルマが達成できるまで」

など、いわゆる昭和的な練習で強くなったり上手くなったりしていることもまた事実だと思います。

好むと好まざると目標や目的がはっきりしている(「帰る」「ノルマ達成」)、繰り返し行う、一定期間継続する、方法は問わない(自分がやりやすく良い結果の出しやすいなどの条件が重なっていると身についてしまったりすることもあります(学校に通うのに一山越えなければならない、下積み時代はキャベツの千切りをひたすらさせられた、など)

「習うより慣れろ」という言葉がありますし、ここは発想を変えて「やらされるもの」でなく「せざるを得ないもの」なれば「やるしかない」という覚悟を決めた状態が発生します。未だ出来ていないことをあれこれ考えるよりひたすら続けることで感じたり気付くこともたくさんありますしそうすることでしか得られない大切なこともあります。

とかく「非科学的」と切り捨てられてしまうことが多いものにも意味はあると思いますし、逆に「科学的」とされることにもその根拠となる数字やデータの扱い方によっては実際には的外れなこともあります。

先入観や概念で判断せず「実際に起こっていることをしっかり見極める目」を持つことが出来れば、物事の本質に近づけるのではないのでしょうか。


 
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