「人と人」
個人的な事ですが、最近「人」というものを考える機会が増えたように思います。
気質的にはどちらかというと、自分を極めるとか、自分自身と向き合う事を求めがちなように思います。
それ故に格闘技に一時期どっぷり浸かったり、整体師の仕事を選んだような気がします。
それが近年、それまでの自分では立ち行かない事態が増えてきて、色々と考え直さなければと気付かされる毎日を送っています。
以前ハマっていた音楽のジャンルはレゲエミュージックでした。
ジャマイカのラスタマンはWEという言葉を使いません。I&Iという表現をします。
「私達」という言葉では「私」が主になってしまう。そうではなくて対等な「私と私」という関係。自分と同じように他の人も大切な存在、とする考え方だと聞いた事があります。
最近感動したドラマで「いちばん好きな花」があります。
このお話には様々な価値観の人が登場して、多数派に馴染めない人に、よりスポットが当てられていました。
脚本家の生方美久さんはコメントで、
100人中99人に共感される事より、残りの1人の人が「自分の事を分かってくれる人がいる」って思ってもらえるようなお話を書きたい、とか、
「その1人の人がまるでこの世に存在しないかのように扱われてしまう事」
に対して警鐘を鳴らしていました。
そしてこのコラムを書いている本日1/8は長女の成人式でした。
式典の後、会場の周りでは成人を迎えた若者達がそれぞれに活き活きとした顔をして、抜群の輝きを放っていました。
それぞれの人がそれぞれの環境の中で、それぞれの個性を発揮して生きている。
そんな人々がいる事でこの世の中に様々な色が生まれる。
「もっと人を見る。」
今年1番の個人的な目標にしたいと思います。
新しい年が始まりました。
今年も1年よろしくお願い致します。 |