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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第695回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

令和5年11月15日

 

「優先事項」

先週は11月だというのに関東地方でも25℃を越える夏日が数日続きました。

今年の夏日を記録した日数は140日以上となり一年の3分の1が「夏」なので、「四季」ではなく「三季」になってしまいました。
と思いきや週明けとともに朝晩の冷え込みが日増しに進んでいます。

木々の紅葉は寒暖差が大きいほど綺麗に色づくそうですが、ヒトの場合は体調が崩れやすくなるなどネガティブな反応の方が多いですから皆さんもどうぞご自愛ください。

さて、競技やその場におけるパフォーマンスを向上するためには「筋トレをして筋肉をつけてパワーアップする必要がある」というのが一般的になっています。
が、小学生や中学生が試合で大学生や大人に勝つことがよく起こる卓球にはあまり当てはまらないように思います。

彼らはよりスピーディに動き回り大人をその動きで翻弄することは珍しくありません。
筋力が無くても早く動けることの最も説得力ある証明かと思います。

動くためには筋肉は必要不可欠ですし筋力強化はするべきものですが、競技力向上の補強として行う場合、その目的は出力向上させることであり筋肥大とは全く別の話ですし「筋肥大=競技力向上」では断じてありません。

自宅の近所にサッカーをしている高校生がいますが、高校の入学前に骨折をしてしまい出遅れを取り戻そうと所謂筋トレに励んだ結果、持ち前の敏捷性とスタミナが低下していまいました。
この時、少し会う機会があったので前述のような話をしました。

その影響があったかは定かではありませんが彼自身の頑張りで3年生になった今年最終的にはAチームのレギュラーで試合に出て素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
単純に近所のおじさんとして小さい頃知っている彼の活躍は大変嬉しいものでした。

そもそも「軸(JIKU)の形成と維持」を動作上での守るべき大命題でいれば筋肉痛は殆ど起こりません。
まずヒトが動くために必要なことを充実させて健康的な生活基盤を作ることが更なるレベルアップのための強固な礎になると思います。

 


 
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