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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第626回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

令和4年6月29日

 

「投高打低」

野球本「4スタンス理論 打てる理由打てない理由」のなかで、「バッティングは受け身」ということを藤井康雄さんと話しています。
内容の骨子は、打者は投手(と捕手)が選択し投げてきたボールを打つしかない、自分の打ちたいボールは選べない、のでどんなにもボール対応出来る準備の方法とスウィングを身につけることが大切、ということです(ちなみに野球の創世記には打者が「この辺りに投げて」と投手に要求出来たらしいですが)。
飛んでくるボールに対応する、という意味では、その主語を打撃から守備に置き換えても全く同じですね。

昨今何かを知ろうとする時にはSNSを利用する方は多いと思います。バッティング関する投稿を見てみると「打ち易いボール」を「気持ち良く」、「力一杯打っ」ているものがとても多いです。
確かに練習は「形稽古」の面もありますから、そういう練習も必要かもしれませんが、実際の試合では「力一杯」に「気持ち良く」打てないように、という観点からバッテリーが選択した「打ち難いボール」に対応しなければならないのです。
ですから、「こうやれば打てます」という感じで、映像に出てくる方が「気持ち良く」打っているものはバッティングセンターで上手く打つためには参考になるかもしれませんが、あまり実戦向きではないと思います。

レッシュ理論では、「対応力=体幹のトランスフォーム力」と考えます。それは「軸の形成と維持」とも同義語です。「気持ち良く」「力一杯」振ることとそこに現れる「力感」や「実感」を基軸に自分の「主観優先」でバッティングを考えてしまうとどんな好打者でも必ず「対応力」は損なわれます(昔、直球勝負を望んだ打者が変化球で討ち取られて相手投手を口汚く罵ったことがありましたが…)。

完全試合やノーヒットノーラン、それに準ずるものが連発している今年は特に「投高打低」の傾向が強いといわれています。勿論達成した投手の投球は手放しで賞賛されるて然るべきものですが、ここ数年の「バッティング論」における傾向が「打低」の要因になっているように思えて仕方がないのです。

次回はその辺りについてもう少し考えてみたいと思います。


 
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