「軸の波及」
こんにちは。今週コラムを担当します山本です。
今回は、道場にパーソナルトレーニングを受けに来られている方とその方のお祖母様とのお話しです。
道場に来られている方はボディービルの大会に向けてウェイトトレーニングをされていて、今まで筋肉に効かせるように心がけてトレーニングをされていたそうです。 骨格への意識はあまりなかったそうで、道場のパーソナルトレーニングを受け、骨格で重力に立つ感覚を知ったときはすごく新鮮に感じたようです。
そこから何回か通っていただき軸を作って軸の操作の練習をしてきたらウェイトトレーニングの記録も身体つきもがらっと進化し、骨格の大切さに気づけたとのことでした。
その患者さんの御家族に杖なしでは歩けないお祖母様がいらっしゃるそうで、患者さん自身が骨格の大切さを感じてきたらお祖母様にも何かしてあげられることがあるのではないかと思うようになったそうです。
そこで簡単ですが、「座った状態のお祖母様の手のひらを水平に支えてあげて軸の操作をしてあげたらお祖母様の身体が安定して楽になります」とお伝えしました。 それを毎日ちょっとずつ行っていたら50メートルも歩けるようになったと喜んでもらえたそうです。
お祖母様は座って手のひらを乗せているだけで無理に動かしたりしているわけではないのですが、軸の精度がお祖母様に波及して変化がおきた出来事でした。
その患者さんはより一層骨格と軸の大切さを知り、ご自身のトレーニングにも意識して取り入れているとのことでした。
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