「学ぶ姿勢」
先日プロゴルファーへのワンデイ合宿が行われました。私も2年ぶりに現場に参加させてもらい、現場で感じたことを今回のコラムにしました。
午前中廣戸先生の講義と骨理学を用いたトレーニングをし、午後から屋外でゴルフクラブを使って実践という流れで行われました。
選手の反応もそれぞれです。
すでに合宿に何度も参加し骨理学の知識を得ている人は今までの知識の整理と新たな解釈をし、初めて骨理学を知る人は必死に理解しようと身体を動かし、骨理学とは違う解釈でゴルフを学んできた人は講義による学と身体の反応の折り合いをうまく見つけようとしていました。
講義とトレーニングが進むにつれ、選手たちの姿勢がみるみるうちに変化していきます。トレーニングを数回繰り返したあとに、グリップがうまく出来ないと悩んでいた選手のグリップが直っていたり、うまく立てなかった選手が身体の位置関係を感じ取れるようになったりと変化を受け入れられる身体になっていくのが印象的でした。
その中で一番印象に残っているのが、日本ツアーで16回も勝たれているレジェンドの鈴木規夫プロが誰よりも骨理学をゴルフに生かそうとされている姿でした。 屋外に移動しゴルフボールを打ち始めてからも、午前中の講義とトレーニングはゴルフのどこに意味があるのかを考え試されていました。 いくつになってもゴルフがうまくなりたいと常に学ぼうとする姿勢に感銘を受けました。
参加選手たちも最初こそゴルフに落とし込むのに苦労していましたが、チャレンジし続け劇的に変化をしていました。これからはいきなり変わった能力を各々どうコントロールしていくかが楽しみです。
いくらいいスイングが出来たとしても、変化に反応出来る脳と身体が整ってないと脳がびっくりしただけで終わってしまいますからね。
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