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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第582回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

令和3年8月4日

 

「リコリタ」

先日みていたテレビに出演していたある若い俳優さんが「サプライズをするのが好きな人」として紹介されていました。

なぜ?との質問にそのご本人曰く「人の喜ぶ顔を見るのが好きだから」とのこと。

だとすれば、サプライズを仕掛けたのは自分なのに他の人にその感謝の意が向けられた場合の「喜ぶ顔」も同じように好意的な気持ちで見られるのか?
そもそも、された側がサプライズという行為自体を好意的なものとして認識しているのか?現にサプライズは苦手という人も私の周りには一定数います。
「やってやった感に満たされた顔を見るのがちょっとね…」とのこと。

一方、昨日朝の連ドラ「おかえりモネ」のなかでモネのアドバイスで台風の被害を回避出来たことに対する感謝の言葉を聞き「人の役に立てた」と笑みを浮かべるモネに仕事仲間の神野が「人の為とはいうけど結局は自分の為」という言葉を投げかけます。

モネのケースは「被害を受けた人のことをおもう」ことが行動の原点にあるように思えます。仮に直接感謝の言葉がなかったとしても被害の無さや無事が確認出来た時点でそれ相当の喜びを得られたのでしょう。

上の2つの話において、起源は同じ「他人の為」ではありますが、前者は自己の満足感を満たせた末の喜び「利己」、後者は他人の利益に関与しそこから生じた結果としても喜び「利他」、とも捉えられると思います。

先の見えないコロナ禍で、細心の注意をしていても自分がいつウィルスキャリアになるのか?また罹患してしまうのか?がわからない状況です。
「利他」という言葉がキーワードになるのかなと思います。


 
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