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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
廣戸道場九州分室 二串幸之助

第581回 一口コラム

今回の担当は
廣戸道場九州分室 二串幸之助です。

令和3年7月28日

 

「寝る」

こんにちは、九州分室の二串です。

今回は寝るについてお話させていただきます。

我々は常に「正しい立位姿勢」を作り、動作を始めて行きます。
この骨格を整えるセッティングをしないと動作中に骨格で動く事が困難になっていくので、自分自身は元より指導の際もクライアントにこの「正しい立位姿勢」を出来るようになるよう一生懸命指導します。

しかし実際は体幹を固めている方が多く、なかなか上手く出来ません。
リポーズ等で軸を作り、体幹を動くようにしていくとかなり出来るようになって来るのですが、胸を張ることが良い姿勢と思って正しくない事を作り込んでしまった結果、また段々と体幹を固めて上手くいかないようになってきます。

これはなぜでしょう?

実は動作の本当の始まりは「正しい立位姿勢」じゃなく、『寝る』から始まりになります。

『寝る』から起き上がり立ちそしてまた寝ていく過程で「正しい立位姿勢」の立つは折り返し地点と言うことになります。
折り返し地点から始めようとするので、難しくなってしまいます。

セミナー等で指導してると体がカチカチでどうしても「正しい立位姿勢」が出来ず、動作は勿論、リポーズすらも上手くいかない様な方が必ずいらっしゃって、苦戦を強いられる事が多いですが、そういう方は先ず床に寝て頂き、『寝る』から軸を整えて立って頂くと立った時に容易に「正しい立位姿勢」が出来てしまいます。

誰でも必ず寝ます。
ベッドの普及で「寝位」から容易に立位へ移行してしまい、「正しい立位姿勢」にならずに生活して行きます。
これが「正しい立位姿勢」が出来ない要因の1つだと思われます。

クライアントで膝が痛くて、正座が出来ない方いたのですが、朝起きる時に軸を整えて立つを心がけていた所、膝の痛みが消えいつの間に正座していたというケースや腰痛がなくなった等のケースがあります。

これもリポーズになります。

寝る立つ寝るのサイクルの中で隙間なく骨格を整えて動いている事が大事なのだと思われます。

寝た所から動作が始まる!

今一度朝起きる時からの動作を見直して見ては如何でしょうか?

私も日々精進致します。


 
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