「食卓」
日曜日の晩御飯、我が家のメニューは鳥飯と胡瓜の塩揉みしらすのせ、でした。
随分久しぶりの炊き込みご飯だね、なんて自然と会話も弾みました。
子供達の食の好みもそれぞれで、メニューを決めるのに家内はいつも苦労してくれているようです。
昼食を食べながらのちょっとした家族会議により、今日の晩御飯は和でいこうって事になりました。
ほのかに醤油色に染まったご飯と主張しすぎる事なくそこに同化したような鶏胸肉、
香り豊かに準主役級の働きをする椎茸、
実は主役か?の今が旬の筍、
食感でベテランの存在感を出しているこんにゃく、彩りを添える人参。
お茶碗の中でみんなが同居して、柔らかで温かみのあるメニューになりました。
サイドメニューの胡瓜の塩揉みはとても瑞々しくて、爽やかな初夏の訪れを感じさせてくれます。
ぽりぽりとした歯応えも心地よく感じられました。
その綺麗な緑色の上にしらすが乗っかると、
ちょっとした料亭の料理のような品の良さが出ます。
考えてみると、生き物を頭から大量に丸かじりしているのにサラッと食べられてしまう、不思議な食材ですね。
今日は午後から天気が崩れる予報でしたが、実際には一日少し汗ばむくらいの陽気でしたから、
まさにピッタリのメニューでした。
緊急事態宣言が再発令により旅行や会食、イベントなどの娯楽が制限され、中々活動的に過ごす事が出来ない状況が続きます。
もう1年以上自粛生活が続いているんですね。
まだまだ先が見えず、悲観的になる事があるかもしれません。
でも今此処に自分が存在出来ている事に感謝をし、世の中に還元をして、みんなで乗り越えていきましょう。
さあまた1週間頑張るぞ!
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