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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部 山本裕司

第555回 一口コラム

今回の担当は
施術部 山本裕司です。

令和3年1月20日

 

「息抜き」

こんにちは。今週コラムを担当します山本です。
去年は何かと窮屈な日常を過ごし息が詰まるようでした。患者さんの中にも息がうまく吐けず身体の緊張が普段と違う形で出ていた方が多く感じました。
そんなことから今回は息抜き、呼吸について考えてみたいと思います。

人は慎重を要する時、例えば大事な物を持つとき真剣に打ち込んでいるときや暗闇を歩くときなど緊張している場面では普段より呼吸が浅くなります。息を凝らす、息を殺す、息を詰めるなどの表現があるようにことあるごとに呼吸のリズムが歪められています。
何かとストレスが多い中、息詰まり状態が続けば作業効率も落ち身体も不調を訴えるようになります。
そんな不調を解消するためにはまず正しく立って身体の安定が出来ること。安定することで胸郭が弛み呼吸がしやすくなります。これは道場に来ていただいて実感している方も多いと思います。

他にもサーカスやマジックだったり息を飲む演芸の幕間には思いっきり息が吐ける場が設けられ、普段の息詰まりを解放する仕組みがあるように思います。息を飲んでは吐き飲んでは吐き身体の中から掃除して満足して帰路につく。そこに演芸のもうひとつのよさがあるように感じます。
個人的には映画の上映直前、プロ野球のプレイボールの第一球目、ゴルフ観戦で優勝争いで張り詰めた中での最終パットなどはらはらドキドキした直後、飲み続けた息が解放されるようで好きな瞬間です。

もっと身近なことではお喋り、唄、歓喜などで声を出し、詰まった息を吐き出してまた新たに集中する準備が出来るようになります。

今年もなかなかそういったことが難しい一年になりそうですが、整体師として皆様の骨格を整え息詰まりを施術で解消出来るよう日々の精進していきますので、今年もどうぞよろしくお願いします。


 
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