「SAKURAJIMAのアニキ」
皆さん、こんにちは。
廣戸道場の中條雅章です。
今週のコラムを担当させて頂きます。
宜しくお願いします。
もくもくと静かに眠り続ける時もあれば、
ごうごうと怒りまくる時もある。
様々な顔を持つSAKURAJIMA。
ここに立つと、地球は生きているんだなぁ!
と実感する。
SAKURAJIMAを背に、この坂道を登ったところに、血のつながったアニキがいる。
約33年前、16になるいつかの少年を、鹿児島空港であたたかく迎え入れてくれた。
それからというもの、どんな時でも、空港、桜島フェリー乗り場と、都合をつけて顔を見に来てくれる!
そんなアニキの気持ちが、いつもうれしい。
SAKURAJIMAに来たなぁ!
と感じる瞬間だ!
「おー!まさあき来たかー!」
「鹿児島なんぞ、なんもないぞー!」
アニキの口癖だ。
数年前、大病を患った!
今度は、自分が顔を見に行く番だ!
空港バスから市電に乗り継ぎ病院へ。
丸坊主になってしまったアニキと再会。
人一倍気を使ってくれるアニキ。
そんなアニキの事だから、アポ無しで病院に駆け込んだ!
ビックリしていたなぁ、、、
年齢を重ね、大人になると、
「何かあったら連絡します!」
「何かあったら連絡下さい!」
となる。
「何かあったら、、、」
って言う事は、
「何かないと、、、」
もう会わないって事!?
「生きているうちに!」
だと思う。
だから、アニキとは、再会を約束した。
「また、来るから!」
九州男児が、ベッドの上で泣いていた!
その後、アニキの回復を便りに、今度は家族で向かった!
これまた、当然の様にアポ無し!
元気になっていたアニキ!
玄関先で、3分ほどの立ち話!
「これでいい。これがいい。」
あれから一年。
今日もまた、細い坂道を上がり、アニキに会いに行く! |