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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。 |
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第536回 一口コラム
今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。
令和2年9月2日 |
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「先ず」
運転免許を取得する際に、自動車教習所に通う方が大半かと思います。
安全に車を運転するために必要な基本的な車の操作と法律や車の構造などの「技術や知識」を学びます。これらは車の運転者として最低限身につけたり知っておかなければならないことかと思いますが、逆にいえばレーサーや整備士ほどの知識や技術は必要とされてはいません。
また食事に関しても、激しいトレーニングに見合うだけの栄養やサプリメント類の摂取する必要があるアスリート向けのものや特別な減量のためのメニューなどは一般人には必要はありません。
日常的なものでいえば、上述のように「過不足無し」の状況が得られるかどうかをまず第一に考えるべきかと思います。食事の過不足は肥満や栄養不足を招きますし公道でレーサー気取りの運転をされても迷惑なだけです。
しかし、こと「運動」に関して言えば「過不足無し」よりも「鍛える(鍛錬)が肝要」とされているように思います。
具体例でいえば何か動作の不具合が起こると「筋力不足だから筋トレしましょう」というもの。
確かにそれも原因の一つではあると思いますが施術の現場に身を置く者としてそう出ないことの方が多いように思います。
「車が動かないのはエンジンが弱いから」というのはあまりに短絡的過ぎます。
人体が機能する状態にあるかどうかは筋力だけでは測れませんし、条件や状況によっても異なります。
「身体を動かすこと=鍛える」ではなく「過不足無く安全に動かすこと」でありそのための技術や知識を身につけることが基本であるべきかと思います。
身体をこのように考えると「(学校)体育」も「好き嫌い」ではなく「健康のために最低限知っておくべき身体のこと」になるのではないでしょうか?
「身体を動かすことが嫌いだから体育も嫌い」という人でも咀嚼してものを食べない人はいないのですから。
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