「ザ・ロイヤルゴルフクラブ通信」
皆さま、今週のコラムを担当させて頂きます中條雅章です。
宜しくお願いします。
私自身、週の半分以上を、茨城県鉾田市にあるゴルフ場、ザ・ロイヤルゴルフクラブに勤めております。
今回のコラムでは、プロゴルファーを目指す研修生に対して、身体の使い方の指導での出来事をお話しさせて頂きます。
ゴルフ研修生Kさん
ある日、私に2つの質問を投げかけてきました。
●日常生活において、右肩が下がっている。
●ダフりが出てしまう。(ゴルフ用語。ゴルフスウィング動作の中で、ゴルフクラブのヘッドとゴルフボールの衝突の前に、ゴルフボールの手前の地面をクラブヘッドがたたいてしまう事。)
ゆえに、ゴルフボールの打ちたい方向へのコントロール力が出来ないとの事。
●右肩が下がる
整体ヘッドに腰掛けて頂き、骨格の状態を確認。
左に重心が乗り込むみやすい全身骨格。
左肩の挙上、ゆえに右肩の下降と右上腕骨の内旋が見られる。
安定した姿勢、トップオンドームの姿勢がとれない状態。
●ダフる
首幅、股関節幅での、右サイドへの軸シフトが出来ない為、左脚で地面を捉えている踏み圧が抜けてしまう。
両脚で、立位している感覚が失われる。
テイクバックした時に、大きく振り上げてしまい、ダウンスウィングからのクラブヘッドの最下点がボールの手前になり、地面をたたいてしまう。
●リポーズトレーニングによる改善
リポーズトレーニングにより、、、
自分自身の骨格座標(正中線、水平、垂直)の認識の確認。
立位での軸シフト。
長座、お尻歩きでの軸シフト。
お尻歩き時における、4スタンス理論のタイプによる基点と動点の確認。
ボールを胸に抱え、軸シフトと体幹の動き方の確認。
●癖
日常生活における習慣、癖は、どなたでもあるもの。
その習慣、癖が強く、骨格上、関節の可動制限が起こると、腕が上がらない、しゃがめない、などの運動制限が出てくる。
その習慣、癖って、自分自身で行っているもの。
ゆえに、その習慣、癖を直すのも、正すのも、自分自身!自分次第!
●「形(かたち)」と「型(かた)」
生まれつき持ち合わせた4スタンス理論タイプ別、身体動作における「型(かた)」。
リポーズトレーニング=「型(かた)」の稽古。
安定した姿勢で、骨格の動作を頭脳にお覚めていく訓練。
●改善
骨格という、構造上の改善。
運動動作という、機能の改善。
●本人曰く
今まで、、、
練習頻度を増やしたり、
打つ練習の球数を増やしたり、
練習場やゴルフコースという環境を変えたり、
色々してきたとの事。
ただの運動動作ではなく、細心の注意をはらいながらリポーズトレーニングに取り組む。
先ずは、自分の身体を正さないと!という事に気付く。
●自分の身体をマイセルフ!
自分の身体の扱い方を知ることにより、
ゴルフで遠征先に行っても、試合が連日あっても、マイセルフ!
自分で、自分の身体を診る事が出来る力が備わる。
●プロテスト
男性は、今年9月に開催。
女性は、来年3月以降に開催。
最優先の目標として、プロテスト合格!
研修生と私、お互いに全力で走りたいと思います。
皆さま、応援宜しくお願いします。 |