「驚き~検証」
今週コラムを担当します山本です。よろしくお願いします。
今回のテーマは幼児教育や思考などの分野でよく出てくる物事を考えるプロセスについてです。
ここ最近本を読む機会があったので幼児教育の本を読んでいて、大人になると薄れてしまうことがたくさんあると痛感することがありました。
その一つにテーマでもあげた「驚き~検証」です。
~の部分には「気づき・疑問」「考察」「発見」が入ります。
驚きや興味が沸き、それは何故そうなるのか・なったのか、何故そうするとそうなるのかの発見(理解や理屈)があり、それに検証があり人は成長していくというものです。
インターネットの発達で自分の足で調べずとも答えが見つかる世の中なので、驚き~検証のプロセスを省いて、疑問に思ったら発見にいきなりいけてしまいます。 一見効率がよさそうに見えますが、その間のことが抜けてしまい新たな疑問に対して一つの答えがあるということが繰り返されるという非効率になりやすい現象がおきます。
小さい子どもを見ていると、色々なことが新鮮で驚きの連続のように見えます。 興味があることに没頭し大人よりはるかにいろんな疑問や考察をしてますね。 例えば、小さい子どもが車のおもちゃを転がして遊んでいるとします。 最初はただ転がすだけでもそのうち何で転がるのかなどの疑問をもち車のおもちゃを持ち上げて下から覗くように観察したり色々な角度から転がるところを見たりと身体全部を使って考えたり理解をふかめたりしています。
しかし大人で物を下や裏側から見たり目線を下げて見たりする機会が減り知ってるつもりのことが多くなってきます。
子どもの気づきや行動など見習うことが多いと思う今日この頃です。 骨格もそんな観点から見られたらまた色々な発見があるかと修行の日々が続きます。
そして子どもたちが外で色々な興味をもてるよう普通の生活に戻れるといいですね。 |