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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部西澤正樹

第518回 一口コラム

今回の担当は
施術部 西澤正樹 です。

令和2年4月22日

 

「触れずに伝える」

皆様、御無事でらっしゃいますか?
世の中が急変し、大変な思いをされている方も沢山いらっしゃると思います。
廣戸道場も緊急事態宣言を受け、8日水曜日からお休みさせていただいております。
患者様始め、トレーニングやセミナーに来られる方々の御要望にお応えする事が出来ない現状を、大変心苦しく思っております。

世の中では、「濃厚接触しない」
「3密を避ける」、「人と2m距離をあける」など、ウィルスに感染しないため、もしくは人にうつさないための対策がとられています。

まさに「触れられない世界」ですね。
ウィルスは目に見えず、自覚もないまま人から人へと感染を広げていきます。
安心、安定を維持するためには今は距離をとるか、人との関係を遮断するツールに頼るしかありません。

そんな中、整体師として触れるという事を改めて考えさせられます。

通常であれば直接触れる事で出来る事があります。
まず、入力です。
触れる事で手から伝わってくる情報があります。
歪みなどの「骨格同士の位置関係(「形」)や、
関節可動域や滑らかさなどの「動き」や、
筋肉の張りなどの「引き起こされて身体に起きている現象」など。

その情報を感じられたら、今度は出力です。
自分の身体の動きに患者さんのお身体を乗せて、コントロールして整えます。
それによる変化をまた入力して、出力してを繰り返します。

一方で直接触れなくても出来る事は、
姿勢や動きを見て「視覚」として入力し、
重力に対してどんな「形」で支えているか、や
骨組みがどう動いてその「動作」になっているか、
を「分析」して、正しい動きとの差を見つけます。 
そして出力としては、誰でも正しい動きを再現できるように、わかりやすく伝えなければなりません。
そのためには動き出す前の姿勢を正しく設定したり、
そこから発生するタイプ別の関節の動く順序などを御指導して、自然な動きに戻していきます。

直接触れなくても、そうして「捉える」事をしています。そして、触れての入力や出力が出来ない分、動きを骨格の仕組みで読み取るように思考を働かせて補うのだと思います。

世の中でもSNS等で、ミュージシャンがお互いの自宅同士を繋いでセッションしたり、動画リレーをしたり、離れていても繋がれるような工夫があちこちでなされているようです。
情熱を持って必要とされている事を提供する、その為の方法が時にはかなり限定されてしまう事もある。
でもどんな状況であっても、創意工夫をする事によって受け手側の方々に響かせる事が出来るんですね。
そんな事を考えさせられる今日この頃です。



 
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