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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部西澤正樹

第514回 一口コラム

今回の担当は
施術部 西澤正樹 です。

令和2年3月11日

 

「相手に動かされる」

最近、とある武道家の書かれた書籍を読んでいて色々と感銘を受けました。 
今回はその事を書きたいと思います。

さて、武道の世界というのは元々殺し合いですから、
相手はいつ、何処で襲ってくるか分かりません。
人数も1人とは限りません。
どんな武器を持っているかも分かりません。
つまり確定要素は一つもないのです。
だから「これはこうだ」という決めつけた考え方しか出来なければ、それは死を意味します。

それを踏まえての考え方として、
「相手と対立しない」事が重要であるようです。
日本古来の建造物、興福寺の五重塔は地震に対して固めて対立するのではなく、「遊び」を柱等の接合部に作って揺れを吸収するように出来ているそうです。
現在科学の最先端の耐震技術に通じる考え方が一千年以上も前にあった事に驚かされます。

逆に「相手と対立する」という考え方は、
結局「自分の思ったようにする、出来る」
という単純な欲求が支配しています。
先程の「決めつけ」になるのですね。
するとその技術も単純になり、
自分よりレベルの低いものや、弱い人間にしか通用しないものになってしまいます。
大地震に耐えられない建物になってしまいます。

それを突き詰めていくと、
「相手に動かされる」という、
「相手の力と衝突しない」世界になっていく。
「相手がありき」なんですね。
それは目に見えない気配や、相手が動く前の意識の発動を察知する事に繋がっていくようです。

私の携わっている整体での患者さんとの接し方においても通じるところが多く、
色々と勉強させていただいている次第です。
「正しく立つ」という身体の準備と共に、
意識の準備として日々実践していきたいと思います。


 
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