「心+頭+体→技」
スポーツの世界では「心技体」なんて事がよく言われます。
僕の中では最近、「心+頭+体→技」です。
心とは、精神状態、気持ちだと思いますが、
目的意識が明確になる事によって強くなるのだと思います。
チャンピオンになりたい、
あいつに勝ちたい、
こんな記録を出したい、等。
より目標を明確に設定出来れば、
「心のピント」も合わせ易くなります。
迷いが無くなり、モチベーションも維持出来るでしょう。
頭とは、
その動作はどういう骨格の動きで成り立っているのか?
タイプ別の要素がどう絡んでくるのか?
(止めるべき箇所や動くべき箇所)
という、ロジカルな身体の動きの理解の事です。
最近出版された「ブレインノート」や、先日行われた廣戸先生のスペシャルセミナーも含めて、廣戸道場全体の流れはよりロジカルな方向に向かっていると思います。
体とはボディーIQ能力。
体幹を自在に操る事が出来る事。
それにより安定を保ちながら様々な動作が出来る事。
そこには「頭」でのロジックが必須です。
まとめると、まず気持ち、目的がない事には身体は動かない。
ただ、目的を確実に精度高く実現するには、実際に稼働する身体の仕組みを理解しておく事が必要です。
そしてそのイメージ通りに動かす事が出来れば身体能力は確実に上がります。
心、頭、体の3つを兼ね備える事により、結果的に高い技術が発揮されるのだと思います。
現在、新体操日本代表のボール演技は世界一のレベルのようです。
その技術を支えているのは、「頭」の部分。
「心」と「体」を繋いで更に高い精度の「技」を生み出す重要な働きをしているのです。
最近廣戸先生が、
「テクニックとは小手先の動かし方の事をいうのではない。目的を精度高く達成した時に、自然と発揮されているものだ。」
いうような意味合いの事を患者さんにおっしゃっていました。
僕はすぐにはその意味を捉えられませんでした。
そして考えた結果、今回のコラムとなりました。
毎週木曜日のレッシュトレーニングでも、
参加される方々がそれぞれの現場で能力を発揮する、そのヒントになれるように努力して参ります。
私個人的には今年最後のコラムになります。
1年間ありがとうございました。
また来年もよろしくお願い致します。
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