「理論と現実」
ある食べ物の商品や飲食店で提供される料理に対して
「これ(この店のもの)を食べたら他のものは食べられない」
といった表現が最大限の賛辞として使われることがあります。当然好みや嗜好の個人差はありますが「質の高いもの」に触れると「それ以外」や「それ未満」を受け入れがたくなるのはある種の当然かもしれません。
一度「正しく立つ」を実践してしまうと「何となく二本足で立って倒れなければまあ良し」には不安定で動き難いものとしか感じられなくなります。
体幹も、「三次元的·立体的」という本来の動きが出来てしまうと、「硬めた」り「一次元·二次元的」な動きは「無理」なものに感じられます。
自ら動いて実践して体感してみないと本当の理解には繋がらないのかもしれませんし、理論や理屈として理解はしていても現実として実践出来ているかは別問題です。
先日、木曜日のレッシュトレーニングにも毎週参加されている方から「ブレインノート」が「とても分かりやすかった」との感想をいただきました。
長年参加されているなかで、その日のトレーニング内容や意味の説明をお聞きになりながら、実際に身体を動かす「実践」を継続されたからこその感想だと思うととても嬉しいお言葉でした。
とかく、理論という言葉が先行して思考が混乱しがちですが、今ある身体の存在とその特徴とどう向き合うか、またその身体がどんな状態なのかを認識するには動いてみるより他はないかと思います。
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