「本当に大切なものは何なのか?」
週末に超大型の台風が日本列島を直撃しました。各地で甚大な被害が報告されています。
コラムを読まれている皆様は大丈夫でしたでしょうか?
私の住んでいる地域でも、幾つかの川が警戒水域に達し、多数の地区で避難警報が発令されました。
幸いにして氾濫するまでには至りませんでしたが、ひっきりなしに鳴る携帯電話の警報に、ビクビクさせられっぱなしの夜を過ごしました。
14日月曜日の産経新聞の見出しには、
ある長野県の二階建て家屋の一階が完全に浸水し、二階のベランダで救助を待つ人の写真と共に、
「日常がのみこまれた」
という文字がありました。
自然災害の恐ろしさ。
今まで当たり前のように存在していた日常が
唐突に全く違うものに変わってしまう。
あらためて日常が永遠に続く保証なんて何処にも無いんだと感じました。
時を同じくして、
格闘技の大会RIZINが大阪で開かれ、
ラグビー日本代表が歴史的勝利をし、
格闘技ONEの日本大会も開かれていました。
そこには、
勝利に向かって努力をしてきてそれを現実の物にした選手、
敗れて一時的に進路を絶たれた選手が存在します。
災害とスポーツ。
全く異なるものですが、共通しているのは、物事には必ず結果が出て、その現実はただそこに有るだけだという事です。
問題はそれをどう受け止め、この先どうしていくのか。
のみこまれた日常と共に心までものみこまれないようにしなければなりません。
その力になるものは強い心だと思います。
「自分にとって本当に大切なものは何なのか?」
家族、仲間、仕事、信念、夢…。
それを見極め、柱に据えて、確信を持って日々を力強く生きていきたい。
そう思わされました。
被災された皆様の復旧を心よりお祈り申し上げます。
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