「真実の百面相」
中学生か高校生の時の国語の教科書に、確か「真実の百面相」という題の文章がありました。
皆さん御記憶にございますか?
「遠くから見た時には人に見えたのに、近くによって行ったらそれは人ではなく岩だった。
でもそれは見間違えたのではなく、人に見えた瞬間はそれは確かに人だったのだ。」
「カメレオンは環境に反応して色を変える。故に永久不変な真実の色は存在しない。
つまり真実とは永久不変なものではなく、常に移っているものなのだ。」
かなりざっくりした説明ですが、そんな内容だったと思います。
私にとっては30年位前に読んだ文章ですが、うろ覚えながら未だに記憶に残っています。
恐らく多感な年代の時に、その文章に不思議さや哲学的な匂いを感じて心に残ったのだろうと思います。
調べたところ、大森荘蔵著「流れとよどみ」という本の一節のようでした。
全ては移ろっている、刻々と変化しているものだと認識するべきなんですね。
その不安定な世界に対応するためにどうするか?
それは自分自身がブレない事が大切だと思います。
正確に判断するために、頭(脳)を水平に保ち地面に垂直に立つ。
それにより自分の骨格座標を明確に持つ。
それを崩さず「安定」を維持する事により、対応力を高め、刻々と移りゆく世界に立ち向かう。
精神的な事もそこには影響するので、かなりハードルは高いと思いますが、体現出来るように努めたいです。
お互いに頑張っていきましょう。
またレーナーの方々が現場でどう対峙されているのか?
5月のレッシュサミットでその成果をお聞きするのが今から楽しみです。
|