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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。 |
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第446回 一口コラム
今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。
平成30年10月10日 |
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「共通事項」
ヴィッセル神戸というに元スペイン代表のアンドレス イニエスタが加入して早3ヶ月が経ちました。
当初「イニエスタがJリーグへ⁈」というニュースが報じられた時は半信半疑でした。 キャリアのピークを過ぎたとはいえ、長く所属したバルセロナやスペイン代表の黄金期をチームの中心で支えた選手です。サッカー好きな方ほどそのインパクトは大きかったと思います。
サッカーにあまり興味がなかったり詳しく無い方向けにあえて例えるなら、
「参加者の大多数が若手料理人、という料理コンテストに三つ星レストランのシェフが参加している」感じでしょうか?
味方に点を取らせたり試合をコントロールするのが主な役目の選手です。 派手なプレイは多くないですし、わかり易いテクニカルなことももあまりしないです。 見た目もかなり地味なので一般受けはしにくいと思います。
ですが、とにかく上手いです。まずをもって敵にボールを取られることが皆無といっても過言ではありません。
チームや味方が点を取るためにその状況で最善の選択となることを事前に察知し、安全で確実に遂行する術を絶えず考えているようです。
ですので、次のプレイに対しての判断が早く、他の選手より先回りして準備(ポジショニングやボールを受ける時の身体の向きを整える、など)しているのでボールの扱いに余裕があります。
その特徴は「基本的にボールが常に両脚の間に置いている」ということでしょうか。
ただでさえ超絶的に上手い選手が自分の最も扱い易い場所にボールを置いていたらミスは殆どおきませんね。
そのことを裏付けるような発言を、かつて監督としてバルセロナを率いてイニエスタらとともに世界のサッカーのトップに立ったジョゼップ グアルディオラがしています。
「とにかくボールは身体の真ん中に置いてくれ。そうすればあとは何でも出来るから。」
これは現在監督をしているマンチェスターシティでの練習時に選手に向けた言葉です。因みに昨シーズンこのチームはイングランドのプレミアリーグを断トツの成績で優勝しました。 メンバーには先のワールド杯で、日本と対戦し引導を渡したベルギー代表のデブルイネ(終了間際の決勝点になったゴール前からのドリブルを仕掛けた選手)がいます。
「自分の思い通りにプレイしたければ、扱うものは常に身体の中心に」
本当に大切なことだと思います。
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