「ご報告 その2」
みなさん、こんにちは。
前回の私のコラムでお伝えいたしました、第100回全国高等学校野球選手権大会に出場されました山形県代表の羽黒高校野球部の皆様のサポートとして約一週間甲子園で帯同いたしました。
個人的には、ちょうど30年前の高校一年時に甲子園出場校の野球部に所属しておりましたが、予選からベンチ入りはしておらずアルプススタンドでの応援組でしたので当時は先輩方に、今回は羽黒高校の皆さんに連れてきていただいた「30年ぶり2度目」の甲子園でした。
結果は残念ながら初戦で敗れてしまいました。スタッツ(数字上のデータ)でみる分には1-4というスコアほど差は出ていないように思います。あの甲子園球場の大きさや目の肥えた観客、敵味方双方の大応援にも臆することなく、自分の足元を正しその時点で為すべきことに集中してグラウンドを駆け回る選手達はとても頼もしく見えました。十分に勝機もあったと思いますし、その分悔しさもより大きく感じられたことと思います。
(私自身も、彼等が勝てるために他にも出来ることがあったのでは?と思うととても悔しいですし、まだまだ成長していかなければと痛切に感じました。)
ですが、それと同時に羽黒高校野球部の皆さんがこれまで積み重ねてきたものが間違っていなかったこと、再度甲子園に来て且つ勝ち進むためには何が必要なのか、がはっきりとした目標として視えていると思います。
甲子園という大舞台は想像以上に高校球児の「伸びしろ」を増やしてくれる場所のような気がします。全国の予選を勝ち抜いてきたチーム同士が全力でぶつかるからこそのことでしょうし、心技体いずれにおいても極限かそれに近いの状態に置かれたものにしか感じられない境地があるはずです。
それは予選を勝ち抜いた勝者への「ご褒美」といってもバチは当たらないと思います。個々の経験の積み重ねが代々引き継がれることでしか伝統は作り出せませんから。
最後に、この場を借りて。
羽黒高校野球部の小泉監督、渋谷部長をはじめコーチ、秋保主将以下選手の皆さん、マネージャーさん、また学校関係者の皆様には大変暖かく迎えていただき、また貴重な体験をさせていただき心より感謝申し上げます。
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