「弓道と軸と正しく立つ」
こんにちは。今週コラム担当の山本です。
今回のテーマは私が学生の時から続けている弓道をレッシュ理論の軸と照らし合わせて考えてみたいと思います。
まずレッシュ理論の大事な部分でもある軸。 竹に節があるように体にも竹と同じように支えを作る重要な節となる部分が5つあります。それを基点に体の安定を図る軸を作ります。
弓は竹から出来ているので弓にも節があり形が背骨のかたちに似てたりと道具からも軸の要素が伺えます。
また弓自体真っ直ぐだと思われますが、若干捻れるように作られています。
こういう細かいところまで考えている日本人の骨格に対する感性に驚かされます。
また弓道の所作については射法八節という
①足踏み②胴造り③弓構え④打越し⑤引分け⑥会⑦離れ⑧残心という8つの基本動作があり(八節は流派の特徴を取ったものなので一節の中にも何種類かあります)、この一連の動作をする為に「執り弓の姿勢」というどの流派でも共通の立位姿勢を取ります。ここを間違えると残心まで動作が流れるように出来なくなってしまいます。
実際私がインターハイに出場した際も、矢の行方より立ち方に狂いがないかを試合期間中もチェックしてました。
これをレッシュ理論で考えてみると、廣戸道場に来られた方は聞いたことがあると思いますが、動作の最初に正しく立つ重要性を常にお伝えしています。
足の幅は指2本分開き土踏まずの上に頭が乗った状態を作ってから動き出すと自然と各タイプの軸で動けるようになります。
私は今でも弓道は続けていますが、道場で修行してるなかで立つことの大事さを改めて教えていただき、うまくいかない時は正しく立つに振り返るようにしています。
1つ1つの動作を悩むよりもしっかり立つ練習に振り返ってみると何か見つかるかも知れないですね。
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