「健康長寿のヒントは宇宙にある」
今週のコラムを担当させて頂きます中條雅章です。
宜しくお願いします。
秒速8km。
地球を約90分間で一周。
1日で、地球を16周。
この様な乗り物
ご存知ですか?
答えは、地球の上空約400kmの高さを飛んでいます、ISS国際宇宙ステーションになります。
昨年の12月17日から約半年間の任務を終え、第54次、第55次ISS国際宇宙ステーション長期滞在金井宣茂宇宙飛行士が、ソユーズに乗り、今度の日曜日、バイコヌールに帰還します。
金井宣茂宇宙飛行士は、防衛医大の外科医だった事もあり、数あるミッションの中のひとつに、宇宙医学があった様です。
宇宙医学
聞きなれない言葉ですが、、、
宇宙において、安全に生活出来るよう、医学的に可能にする学問となります。
宇宙医学にはふたつの意味合いがある様です。
●基礎医学研究をすすめるひとつの手法として、微小重力環境を利用することをさす基礎医学。
●パイロットや宇宙飛行士の、飛行前後と飛行中の健康管理をするための航空宇宙医学をさす臨床医学。
ISS国際宇宙ステーションでの金井宇宙飛行士のミッション
●心循環器への影響
●骨カルシウムへの影響
●筋肉への影響
●宇宙酔い
●血液、免疫への影響
●宇宙放射線による影響
●閉鎖環境による精神心理面への影響
金井宇宙飛行士自らがモルモットになり、様々な人体実験の場面もあった様です。
人間が生きていく上での当たり前だった生活環境下から脱出し、宇宙空間であり、生きていく上で必要最低限の人間が作った閉鎖環境の中で、我々の代表として、未来に向かって活動していく。
我々人類のミッションに立ち向かっていく!
自分の小ささを感じてしまう瞬間です。
金井宇宙飛行士からのメッセージのひとつに「健康長寿のヒントは宇宙にある」
とあります。
私自身、、、
人間、人体という宇宙空間を探索し、その先、ISS国際宇宙ステーションに役立てる何かを探し当てたらなぁと、日々努めていきたいと思います。
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