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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長  小杉英紀

第421回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成30年4月18日

 

「かたち」

例えば、今目の前の机の上に一枚の紙がある状況を想像してください。
この時、
「目の前の紙を立ててみてください」
という問いかけがあったとしたら、みなさんはどうされるでしょうか?
一枚の画用紙をそのままの「平面的」な状態で立たせるのはかなり難易度が高いと思います。
問いでは、条件は限定されていないので、
一番単純な方法としては、何らかの折り目をつけることで「平面的」だった画用紙を「立体的」な状態に変化させることだと思います。
ここでのポイントは、「立たせる」という「目的」にたいして「平面から立体」へ変化させて立つための「かたち」にした、ということです。
ということは、作られた「かたち」には目的達成のための「意味」があるということです。折り目を元に戻したら目的とした状態は維持出来なくなります。
何らかの機能を持った物体には、必ず意味を持ったかたちやデザインがあります。
ワイングラスでも釜でも灯油缶でも液体を入れるものには共通するかたちがあります。
その「かたち」は動物の場合は「骨・骨格」になります。人間は「直立二足歩行をしよう」と決めたところからそのために骨のかたちや骨格を長い年月をかけて作り上げてきました。
ですから、かたち通りに使うことが本来の目的達成にたいして先ず整えるべき条件なのです。そのようにきちんと使えば
「そうなるようになっています」
「そうなる」ためにも元々の「かたち」を知ったりイメージしてみたら面白い発見があるかもしれません。


 
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