「モトノカタチ」
みなさん、こんにちは。
普段、整体の仕事をしているなかで、
「せっかく身体をまっすぐに整えても、
またモトに戻ってしまうんでしょ?」
という質問をよく受けます。
身体に何らかの悩みや不調、痛みなどがあって廣戸道場へ来られる方が殆どですし、大局的に身体を見た場合の「歪み」がそれらの原因になっていることもまた然りです。
ですから、来られた時点での施術前の「歪んだ」状態を、知らず知らずのうちにみなさんの身体の「基準」と感じていらっしゃる方が多いように思います。
ただ、私たちの仕事は「身体を整える」ことです。
そして、脊椎を中心とした左右対称の状態が「整った身体」であり「モトノカラダ」のはずです。
「元々整っているものが活動するなかで歪んでくる」のであって、
「整から歪」
より
「使用前と使用後」
の違いと表現した方が正しい様に思いますし、自分自身の身体と向き合い易いと思います。
歪んだ状態が「否」ならば、左右非対称の動きから生じる「左右差」も「否なもの」となってしまいます。利き目がある中での違いもありますし、ボールを投げたりペンで字を書くなど利き手に特化する方が効率の面だけでなく、動作の結果もより良いものとなる場合が多いです。
「整ったニュートラルな状態」が元々の基準の形、「違和感のある状態」はイレギュラーな形、と認識して、
「使ったものは元の状態に戻す」
という働きかけを行ってみてください。 |