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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長  小杉英紀

第400回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成29年11月15日

 

「格差」

みなさん、こんにちは。
来年ロシアで行われるサッカーW杯の出場国がもうすぐ出揃います。
そんな中、優勝回数4回を誇るイタリアが本大会出場を逃しました。
プレーオフでスウェーデンに敗れ、 60年ぶりの不出場となるそうです。
こういうニュースをを目の当たりすると、
選挙の時にかならず問題になる
「一票の格差」
を思い出してしまいます。

寝る間を惜しんでサッカー観戦をするようになった頃の94年W杯アメリカ大会の決勝でのロベルト バッジョのPK失敗、06年W杯ドイツ大会の決勝では、対戦国フランスの「ジダンの頭突き」事件があった中でのPK戦の末の優勝、などW杯の歴史にはイタリアは無くてはならない存在でした。
現在インテル ミラノに所属する長友選手ではありませんが「とてもショッキング」な出来事です。
今回のW杯予選では、イタリア同様に常連といえるオランダも、現在FIFAランキング9位で南米王者のチリ、7大会連続出場中だったアメリカ、その他カメルーン、コートジボワールなどの国も本大会出場はなりませんでした。

世界の地域ごとに出場枠が振り分けられているW杯ですが、実力やランキング上位が集中するヨーロッパでの予選では今回のイタリアのように強豪国でも出られないことが起こり得ます。
かたや、「地域内では強豪」でも世界レベルで見たら「微妙」という国が本大会に出てくることもあります。
ランキング一桁の国が出られなくて三桁の国が出られる、という可能性もあるのです。
単純に実力だけで決定されるものではないのかもしれませんが、
「強い国同士の面白いサッカーが観たい!」
というサッカーファンには些か理不尽さや物足りなさを感じたりすると思いますし、イタリア人の中には、
「(実質的な実力から見て)何で日本が出られてイタリアが出られないんだ⁈」
と思っている人もいるのかなと想像してしまいます。
…というわけで、イタリアのいない寂しいロシア大会になりそうです…。


 
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