「直前予想」
みなさんこんにちは。
いよいよ今日は甲子園の決勝戦ですね。
広陵高校の中村選手の凄まじい打撃が話題の大半を占めていますが、埼玉県民の私が埼玉県勢初の夏制覇への期待を込めて、少しだけ贔屓目に花咲徳栄有利の直前予想を展開してみたいと思います。
細かいデータはわかりませんが、徳栄は準決勝まで、1試合平均10点以上の得点力が最大の武器ではあります。今大会はホームランの数が過去最多となっていて、派手な長打が目立ちますが、小技も出来る丁寧でソツのない攻撃に裏打ちされた得点力といえます。これは埼玉県予選から一貫しているようなので、徳栄の野球にはブレがないと思われます。
それにも増して、清水、綱脇両投手を中心とした守備力が高いのです。
どの試合も先輩綱脇投手、リリーフ清水投手の継投で勝ち抜いてきました。準決勝では序盤から点の取り合いの展開になったため、これまでよりも長いイニングの投球になりましたが、エースの清水投手にはさほど疲労はないと思います。
徳栄、広陵両チームの試合を見ましたが、広陵投手陣が本調子ではないのかな？という感じもありますし、そんな中での連戦で疲れもピークにきているように見えます。
過去の甲子園での優勝校のうち、打撃が注目されたチーム、やまびこ打線の池田高校には畠山、水野、PL学園の桑田、同じくPL学園の野村、橋本、横浜高校の松坂、駒大苫小牧の田中、大阪桐蔭の藤浪などのちにプロで活躍するほどの投手を擁していました。そして徳栄にはU-18日本代表にも選ばれた、MAX150km/hを誇るプロ注目のエースの清水投手がいます。
打撃、走塁、守備は両校ほぼ互角かなと思いますが、準決勝までを見る限
り、このコンディションを含めた「投手力の差」が私が「徳栄有利」を掲げる根拠です。
ただ、野球のセオリーとして、
「バッテリーには打たれるな」
というのがあります。打つことで調子にのせると投球やリードも波に乗せてしまうことを懸念した格言ですが、過去の打撃記録を次々と塗り替えるほどの活躍を見せる中村選手が、守り特に配球も含めて投手陣を盛り立ててくると徳栄にとってはかなり厄介になりますし、昨日の試合でもその「冴え」を感じさせる場面がいくつかありました。
「中村選手擁する広陵打線 VS 花咲徳栄投手陣」
の見方が多いようですが、私はあえて逆の
「広陵バッテリー VS 徳栄打線」
の構図で決勝戦を観たいと思います。
それでも、豪腕の清水投手と怪物中村選手の真っ向勝負も面白そうですね。
みなさん、熱中症の多くは室内で発生しているようです。野球観戦の際も充分ご注意ください。 |
