「喜ばせる、楽しませる」
先日、夏季休暇をいただいて、静岡県にある実家に、家族で里帰りをしてきました。
静岡県というと都心から比較的距離が近いようですが、県自体は横幅が広
く、その西部地方ですと、案外距離を感じます。
なので帰省するのは大体年に1度になっています。
3人兄弟の長男である僕は埼玉在住、姉は実家住まいですが、妹は結婚してドイツに住んでいる為、中々皆で集まるタイミングが合いませんでした。
しかし今回は、両親の金婚式(結婚50周年記念!)のお祝いの食事会という目的で、それぞれの家族諸々合わせて12人が集まりました。
両親には、ただの食事会としか伝えて無かったので、金婚式のお祝いであ
る、という事は一応サプライズでした。
一通り食事が終わってから両親にその旨を伝え、兄弟3人で用意した手紙とプレゼントを渡しました。
すると受け取った母は涙をこぼし、感謝の言葉を口にしました。
僕は、まさか母が人前で涙を見せるとは予想していなかったので、驚きましたが、その姿を見て、単純に「あっ、良い事をしたんだな」
と思い、今回の帰省の意義をそこに見いだす事が出来ました。
それに家族って不思議ですね。
お互いが元気で楽しそうにしているだけで、何とも言えない安心感を感じられます。
その後も皆で談笑しましたが、皆笑顔で、楽しく、平和で幸せな時間を共有する事が出来ました。
「人が楽しそうにしていたり、喜んでいる顔を見て、共に喜びを感じたり安心したりする。」
凄く基本的な事ではありますが、いざ忙しくなると追われてしまい、心の余裕を無くし、自分勝手になりがちです。
でも独りよがりでは決して得る事の出来ない幸福感がそこにはあります。
この気持ちを出来るだけ沢山の人と共有できるように、それからその最小単位である家族をより大切にしなければ、と感じさせられた
夏休みの出来事でした。 |