「聖地巡礼」
みなさん、こんにちは。
私はまだ観ていませんが、昨年からの大ヒットとなった映画「君の名は」のなかに出てきた場所を訪れる「聖地巡礼」がファンの間で流行ったとのことでした。
確かに、高校野球の聖地は甲子園球場、格闘技の聖地は後楽園ホール(ちなみに格闘技とは対極にあるともいえる「笑点」の収録が行われているのもここですね)というようにファンにとってゆかりのある場所は「聖地化」されることは多々あるように思います。
それとは反対に、私個人の感覚ですが、身近な場所や訪れたことのある場所が映画やドラマや小説などの舞台として登場したり、歴史上の出来事がおこった場所だったりすると少し嬉しかったりします。
例えば、私の生まれ育ったさいたま市にある浦和駒場スタジアムは漫画「キャプテン翼」のなかで日向小次郎がタイガーショットというシュートで競技場の壁に穴を開けた場面で使われました。それが描かれた直後にこのスタジアムを訪れたときに「壁が直ってる!」と友人と盛り上がりました(ちなみにこの駒場スタジアムから数百メートル先には、やはり漫画「行け!稲中卓球部」のなかで卓球大会が開かれる会場のモデルになった体育館があります。)
また、「聖地」と呼ぶほどの思い入れがあるわけではありませんが、京都の本能寺を訪れたときは「ここが信長の野望の潰えた場所か」と感慨に耽ってしまいましたが、実際に「本能寺の変」がおこったのは現在の本能寺のある場所とは別の場所にあった、いうのを後で知って残念な感覚になりましたが…。(同様に広島市民球場の前を通った時に「『江夏の21球』の舞台」と感動しましたが、それは確か大阪球場だったので私の恥ずかしい「勘違い感
動」でした。)
なにかでご縁があって訪れた場所の地理や歴史について調べたり知ったりするのが楽しかったりします。
すると、今は名残すら無くなってしまっていたり、普段はただ通り過ぎるだけの場所もちょっと変わった感じに思えたりするのが不思議です。
(全くの余談ですが、先日仕事で大阪に伺った際に「三国駅」とその近くの
「ボウリング場」を目にしたのが一番最近の「おぉ!」です)
ゴールデンウィークが近づいてきました。もし「人混みは避けたいから遠出はせずに自宅やその周りで」というかたは、今一度「ご近所再考」されるのはいかがでしょうか? |