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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長 小杉英紀

第361回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成29年2月15日

 

「いちご大福」

みなさん こんにちは。

先日、学生時代からの友人との会話の中で

「センス=知識量」

という言葉が出てきました。

直感的で閃きなイメージのある「センス」と、思考や論理的な「知識(量)」がイコールで結ばれることに対して、一瞬「?」と疑問に思いましたが、ある時、いちご大福を食べている時に「もしかしたらそういうことかも?」と思いました。

そもそも、いちご大福を知らない方は極々少数と言えるほど今では定番の和菓子ですが、約30年ほど前の昭和後期に世に出現した時には、

「大福にいちご?!」

と衝撃的な印象でした。

でも、よくよく考えたら、いちごの酸味が砂糖等の甘みと相性が良いのは、洋菓子の世界で、いちごのショートケーキやチョコレートフォンデュの具材に使われていることからも実証済みでした。

ただ、「餡子といちご」の組み合わせは斬新でしたし、このミスマッチは
「餡子文化(?)」の日本でしか誕生し得なかったと思います。

どなたが考案されたかはわかりませんが「餡子」の存在を「知識」として知っていたから、「いちご」との組み合わせを「閃いた」と言えると思いま
す。逆に言えば「餡子」を「知らない」人には絶対にいちご大福は生み出せません。

恐らく、ピカソのキュービズムの偉大さは、美術に関してど素人の私より
も、深く学んだ方のほうが感覚的にも論理的にも理解されている、ことと同じかと思います。

そう考えると、知識や経験の積み重ねがセンスというものの根源になっているのは間違いなさそうです。

そんなことを感じながらお邪魔した、千葉ロッテマリーンズさんの石垣島キャンプでも、プロ選手の持つ「センスと知識」の凄さを改めて思い知らされました。

そのことは次回のコラムで。


 
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