「アウトプット」
先日、哲学者の萱野稔人さんが、ボクサーの村田諒太選手と対談をしているテレビ番組を拝見しました。
その中の1節で、萱野さんが大学での講義で、生徒に積極的に言葉をアウトプットする事を進めている、という内容のお話がありました。
それによりますと、、
中・高生までの教育はインプットが中心で、テストでもどれだけの知識が詰め込めたか？、が求められる。
それに対し、大学生からは論文だったり、得た知識を自分の言葉に置き換えてアウトプットしていくことが求められる。
それは社会に出てから必要な事ですよ、
という内容のお話でした。
つまり、知識をどれだけ自分の頭の中に詰め込めても、それだけでは「趣
味」になってしまうんですね。それは一人称の自己満足で終わってしまいます。
「仕事」とは、それをお客様に分かりやすく、しかも興味を持っていただけるようにお伝えをして、感謝されて御礼をいただく事。
入力した知識を、その場の状況に応じて、自分の頭の中で変換して、的確に出力をする事。
それを繰り返す事で経験値を上げて進化していく事。
当たり前の事ではありますが、凄く重要な事として、心に響きました。
僕は今年の春で、廣戸道場の修行12年目に突入しますが、レッシュ理論への尊敬は日に日に増すばかりです。
その中心で学ぶ者として、より深く正確に理論を理解し、実践し、皆様の心と身体に分かり易くお伝え出来るように日々精進していきたいと思います。
今年も1年間よろしくお願い致します。 |
