「歪みとストレス」
みなさんこんにちは。
普段廣戸道場でおこなっている施術は「骨格を元に戻すこと」を主な目的としております。
人が身体を動かして活動すれば、「使用前」と「使用後」の変化が必ず表れます。
しかしながら、その変化自体にはなかなか気付けないものです。
当然、関節が存在することで人の身体が動くための「隙間」が設けられています。この「隙間」はいわば身体や骨格における「ゆとり」とも考えられます。
日常生活でも、「ゆとり」を持っていれば、「ある程度」までは困らずに対処出来ます(何かあっても困らないための「ゆとり」、とも言えますが・・・)
ですから、身体に何らかの「変化」が起きても「痛みや違和感」といった「困った」ことを感じるまでには、「ゆとり」の範囲を越えるだけの「時間の経過」と「負担の蓄積」が積み重なった、とも言えます。
通常、人は多少の「変化」や「負担」であれば「異変」と捉えることなく活動出来るだけの「ゆとり」や「強度」を持っていますが、それは決して「何もない」わけではなく、「微々たる変化を認識していない」ということです。
このことは、ここまで述べてきた「歪み」だけでなく「ストレス」や「疲労」にも当てはまることです。
「知らず知らずのうちに」、「感じ取れないほど」少しずつですが「変化」は必ず起きています。その「変化」が存在する「前提」を認識していれば、
「対処や対応」は自ずと「痛みや違和感が生じる前」へ意識が向いてくると思います。
最後に、先日お亡くなりになった永六輔さんのお言葉を。
「だんだん悪くなってきたものは、だんだん良くしていかなきゃ、良くならん」 |