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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長小杉英紀

第307回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成28年2月3日

 

「球春到来」

みなさん、こんにちは。
今日は節分ですね。豆まきはされましたか?肩や肘を痛めないように、Aタイプの方は指先で、Bタイプの方は手のひらで豆を持って「鬼は外!福は内!」してくださいね。

さて、このコラムがアップされる頃には、私は廣戸先生と千葉ロッテマリーンズさんのキャンプにお邪魔するために石垣島にいると思います。

早いもので今年で4年目となりますが、活動内容としては、廣戸先生の新入団選手・コーチへのレッシュ理論の講義やタイプチェック、練習を見学しながらのアドバイスが主なものとなります。
練習の見学では、球団からいただいた帽子とウェアで、練習スケジュールを見ながら、一軍、二軍の練習場やブルペンを歩き回ります。

現場にはチームの各担当コーチがいらっしゃるので、こちらから直接選手に話しかけて具体的なアドバイスをすることは少ないのですが、道場に施術にみえている選手やレッシュトレーナーの資格をお持ちのコーチや、理論に興味をお持ちのコーチの方とは積極的にコミュニケーションをとってお話をします。逆に「現場の声」から、勉強になることも多々あります。なんせみなさん野球のプロですからね。
しかしながら、大半の時間は選手の様子を「観る」ことに費やされています。
タイプを判別したり、それを基準に動きの整合性やパフォーマンスの質、行っている練習の意図などを推測してみます。
もちろん、仕事なので真面目に真剣な「作業」なのですが、これがレッシュ野球部長の私にはなんとも面白いものなのです。
なんせ、これまた私以上の野球好きの廣戸先生と野球談義に明け暮れているわけですから。その上で改めて身体の奥深さを教えていただく、という特典付きです。
でも、やはり実際の野球の動きを見る上でも本当に大切なのは、きちんとした「準備」が出来ているか否か、に尽きると思います。例えば「打つ」にしても、きちんと構えているか、もっと言えば構えに至るまでの動作がキレイかどうか、で概ねパフォーマンスの良し悪しは判断出来
す。
時と場所、ジャンルを問わない「原理と原則」がここでも生きてきますね。
ということで、個人的には千葉ロッテマリーンズがさらなる飛躍のために少しでもお役に立てるようにしたいと思います。

最後にご報告です。
私が定期的に伺っている愛知県の高校の野球部が現地の新聞で取り上げられました。「4スタンス理論でチーム力向上」といった内容で紹介されていますが、私が嬉しかったのは、文中に掲載されていた主将の「動く準備を強く意識するようになった」、投手の「自然体で投げやすく球速も上がった」というコメントです。
彼らだけでなくチーム全体にこちらの意図がきちんと伝わり、愚直とも言える程しっかり練習してくれているのは、先日伺った時の練習の様子でわかりました。2ヶ月前とは別のチームのようでした。身体も一回り大きくなったように見えました。
今のところ故障者や怪我人も出ていないようなので、順調にステップアップして春以降の大会に臨んでほしいものです。

石垣キャンプや高校野球部のことは、ご報告出来ることがあればまたお伝えします。


 
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