「動く準備を正しく導く」
本日4/5は午前中マスター級、午後プレイヤー級のセミナーがあり、その講師をしてきました。
やる内容はクラスが違うので異なりますが、核としてお伝えするポイントは同じでした。
それはまず、「正しく立つ」ということです。
肩甲骨と仙骨を地面に垂直に立て、土踏まずを地面に水平に向ける。
これが安定と脱力が同時に得られる、正しく立つ為のキーワードです。
何か行動を起こすには、まず立ち上がります。つまり「立つ」事には次の「動く」為の準備が含まれているのです。
地球上に垂直に落ちている重力と上手く付き合い、身体を自在にコントロールする為には、骨格で身体を垂直に支え、司令塔の頭(脳)がその上で水平に保たれている事が重要です。そのために「正しく立つ」事が最優先されます。
それが出来たら更に安定させるために、軸となる5つのポイントを垂直に揃えていきます。5つのポイントが垂直に揃えは、勝手に身体は更なる脱力をしていき、その人本来のナチュラルな骨格の連動が起こります。
ここまでを動く前の準備として、キチンとしなければなりません。
これは4スタンスのタイプに関わらず、全員共通の定義です。
逆にこの設定が出来れば、各タイプの特性は正しく現れます。
今回講師をさせていただいて感じたのは、「正しく立つ形から5ポイントを揃えようとする時に身体に力が入ってしまう方が多い」、ということです。
「動く」前に、身体に力を入れて固めて、それから動き出してしまうのです。
なので、上手く軸を揃える事が出来ずに傾いてしまう方がとても多いです。
ここの部分は、なかなか書籍等では伝わりづらい部分で、実際に体感して納得していただくしかないと思います。
今回も、1度では理解し辛い方には何度も手を触れてサポートをして、軸が揃って体幹が動き出す感覚を、実際に体感して納得していただけるように努めました。
軸が揃えば、その人のタイプの特性は勝手に現れます。
この感覚が体感出来れば、後はリポーズトレーニングで自分自身で精度を高めていけると思います。
そこまでを正しく導いて差し上げる事が、トレーナーとしては大切だと強く感じました。
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