「光と陰」
みなさん、こんにちは。
唐突ですが、錦織圭選手凄かったですね。
惜しくも決勝戦は敗れてしまいましたが、素人目には相手選手のコンディションがより良かったのかなと映りました。
今回の大躍進の原動力として、各メディアに取り上げられていたことの中で一番目を引いたのは、
「メンタル面の成長」
でした。
もちろん、錦織選手をサポートするチームの中には心理学の先生(？)もいらっしゃって大いに彼を支えたのだと思います。
そんな中、松岡修造さんがあるTV番組でされていた解説が自分にはとても印象に残りました。
概要としては、
「天才肌の錦織選手がこれまであまりしてこなかった基本的で地味なショットの練習を徹底して行い、確かな武器として世界に通用するものになった。その結果、どんな状況でも自信を持って試合に望めるだけのメンタルの強さを手に入れた」
こんな感じでした。
ポイントは、
・メンタルトレーニングだけではなく、「反復して行い身につけて、それを高いレベルで継続出来る技術と体力の獲得した」ことに裏付けられた確固たる自信
・自分の現状を客観的に見つめ直し、足りない部分を受け入れて、それを克服するべく努力を継続して行ったこと
・世界のトップに近づくほど、地味な基礎練習が必要不可欠なこと
以上の3つが挙げられると思います。
表には決して出てこない日々の努力が、アジア人初の四大大会初の決勝進出という成果として現れたのはいうまでもありません。
マスコミでは、その成績たげでなく、
錦織選手が着ているウェアやラケットなどが売切れた、
スポンサーから多額のボーナスが出る、
実は有名俳優と親戚だ、
など派手でキャッチな部分に光が当てられているようです。
しかし、陰となる地道な努力があってこその光です。
この陰の部分にこそ、物事に取り組む姿勢、冷徹に自省し目標に向かって努力することなど、真似出来る事や学ぶべき事があるのだと思います。 |
