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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
施術部部長小杉英紀

第217回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成26年5月7日

 

「静と動」

みなさん、こんにちは。

以前、日本が世界に誇るトップアスリートの室伏広治さんが、赤ちゃんの動き(確かハイハイ)を参考にフォームを改良された、というお話を耳にしました。赤ちゃんは四肢(腕や脚)の力が強くないので、ハイハイの時はまずはじめに体幹の骨格である脊椎や肋骨を柔らかく動かして、それにより手足が動き出す、という順で進行方向に進みます。

室伏さんが具体的に何をヒントにされたかは定かではありませんが、赤ちゃんの動きをよく観察されたのだとすれば、そこに気づかれた可能性は高いと思います。いずれにしても、超一流の身体能力を持つアスリートがまだ立つことすら覚束ない赤ちゃんの動きを参考にされたことは非常に興味深いし、より上を目指す姿勢には頭が下がります。

そんな中、オットセイの曲芸(?)を間近で見る機会がありました、調教の完成度やオットセイの動きなと、いろいろな面で感心させられましたが、中でも私が見入ってしまったのは、台の上に乗ったアザラシが数メートル離れた
ところから調教師のお姉さんが投げるバスケットボールを鼻先でキャッチする、というアレです。
今となっては特に珍しいものではありませんが、改めてその動きをよく見ていると頭部が全く動かないのです。
多少前後左右にボールの位置が一球ごとにズレるので、そこに合わせた動きはありますが、いわゆる「脳の水平・垂直」は絶対にキープしたままぶれないのです。鼻先という小さな部位で、確実にボールの中心点で捉えるのは至難の業ですが、それを確実にクリアする為には頭がブレないことが重要、という良い事例かと思います。

これと全く同じ事が人間の動作にもいえますね。
「軸を作る」という事は脳の安定(水平と垂直)を得る事です。
動作の中でそれが失われると、どう動くかよりも脳の安定を再現するのがまず優先されます。即ち脳がブレるとフォームは二の次になるので確実に崩れます。
オットセイの技を見ていて思ったのは「ちゃんと動く為には体幹主導とその柔らかさやが大切」ということよりも「頭を動かさない(脳を安定させる)ために体幹は常に柔らかくなければならない」ということなのかなとも思います。
もっといえば、体幹は脳を安定させるためのパーツなのかな?とも思ったりします。
「体幹をどう動かすか?」よりも、「いかにして頭を動かさないように動くか?」をメインに考えて動く方がわかりやすい方もいらっしゃるのかと思います。
正しい情報が正しく伝わるようにこれからも頑張っていきたいと思います。


 
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