「プロフェッショナル」
以前録画しておいた、NHKのプロフェッショナルという番組を先日観たのですが、その回は新百合ヶ丘にあるリリエンベルグという洋菓子店が紹介されていました。
最初に心を惹かれたのは、シェフのケーキ作りという仕事に対する熱心さや真剣さでした。職人として手間を惜しまず、妥協をしない事。
でも観ているうちに、スタッフを真剣に育てようとしている愛情の深さに魅せられていきました。
20年以上修行している人がいたり、独立して自分の店を出している人のところにシェフが定期的に出向いたりしていて、シェフとスタッフはお互いに家族のような信頼関係になっているようでした。
それに、厨房で修行をしているスタッフだけではなく、直接お客さんに接している接客スタッフの意見を積極的に受け入れ、接客スタッフが美味しいと思う物以外は売らない、という姿勢。
こういう人達が作り出すケーキってどんな味がするんだろう?
と思い、家内の誕生日が近かった事もあり、早速出向いてきました。
閑静な住宅街にたっているのですが、メルヘンチックな外装や、内装も木の温もりが感じられるつくりで、ひとつひとつに繊細さや、こだわりを感じました。
接客スタッフの方も親切丁寧で、目にも嬉しいケーキをワクワクしながら選び、お店を後にしました。
味は、素材の味が生きている優しい味で、ひとつひとつに手間ひまがかかっていることが想像できる、きめ細かい味がしました。
お店の外装や、内装のオブジェ、庭の花たち、スタッフの対応、ケーキの外見、味。
一事が万事、全てが繋がっている一流の世界に触れ、幸せなひと時を過ごせました。
人から人へ、機械には出せない繊細さや温もりを感じました。
一流に触れる事の大切さ、それがスタッフひとりひとりによって支えられている事、それを率いているシェフの偉大さを感じ、色々と勉強させられた出来事でした。 |