「観察と特徴」
みなさん、こんにちは。
11月9、10日と千葉県鴨川市で行われていた、千葉ロッテマリーンズの秋季キャンプに廣戸先生とお邪魔してきました。今回はその時お話をさせて頂いた、スカウトの方との事をお伝えしようかと思います。
マリーンズに限らず、プロ野球のスカウトは担当エリアの中で、プロ野球選手の「原石」を見つけるべく、日々駆け回っておられます。
そして、「これは⁉」と思われる選手を何度も試合や練習に足を運び、技術や体力だけでなく性格等も踏まえた上で、ドラフトで指名できるかどうかを判断する、というのが基本的な流れです。
そのため、長い期間一人を見続けることで、選手の特徴や調子の良し悪しが自然に見えてくるそうです。
そうなると、仮にたまたまその日の結果や成績が悪くても、「悪い癖が出てるな。でもそれさえ良くなればプロでもやって行かれる!」という判断が出来るようになるそうです。
4スタンスのお話を興味深く聞いてくださった、そのスカウトの方は、
「4スタンスのタイプ、という基準を持って選手を観察すれば、より確固たる選手の伸びしろや長所がわかりそうだ」
とおっしゃっていました。
グラウンドという現場を、スカウトという少しだけ離れた場所からの観察眼に、4スタンスの要素が加わることで、
「限られた獲得枠でいかにチームにとって有効な補強となり得るのか?」
という大命題を、より高い精度で行って頂いけるのかな、と思いました。
タイプのチェックは難しいものではありますが、よく観て特徴を捉えることで、その人にとって本来のタイプの動きなのか、または作り込まれたものなのか、を判断するのに非常に参考になると改めて思いました。
偏った先入観を持たない事を心掛けて、日々チェックの精度を高めていこうと思います。 |