「動きの若さ」
最近、家内がダンスのような事を始めたらしく、その御披露目会のようなイベントが先日あり、子供達と冷やかし半分に観に行ってきました。
それは何箇所かのチームが集まった合同のイベントでした。開催している会長さんは、40年前にデンマークでこのダンスに出会い、是非日本にも広めたいと思い、日本に持ちかえって毎年開催していて、今回が40回目との事でした。僕が一歳の時からずっと!
まずそれにビックリ しました。
僕の人生と同じ年数、同じ事をし続けていらっしゃる訳ですから。
それから、最初に行われた準備体操。立位での前屈から背骨を巻き上げるように上体を起こしていくロールアップの動きや、レッシュのコア6のような、体幹と手足を柔軟に連動させていく動きなど、レッシュ的な動きが満載で、それを参加者のご年配の方でも器用にこなされていて、それにも驚きました。
家内のダンスはさておき、(-。-;
参加者の御上手な方の動きを観ていると、腕を上げる時に、体幹主導で胸が手先の方向にちゃんと向いていたり、全ての動きが重心の移動によって、途切れる事なく流れるように柔らかく動いて見えました。両手で抱えたボールを上下させるような動きでも、ボールの位置を動かすのではなく、体幹が先に動いて、その動きにボールが導かれているように見えました。これはレッシュでいうところのピンニングですね。
いつも患者さんにお伝えしている事ではありますが、実際に御年配の方がその動きを体現されていて、それにより動きがダイナミックで柔らかく見え、とても表現豊かだった事は、僕の中で一つの確認作業になり、自信を深める事ができました。
施術の時に患者さんのお話を伺っていると、まだまだ世の中的には筋力思考が強いように感じます。歳だから、と言って諦めている方も多いようです。軸、体幹主導、重心移動等の身体の法則に従う事で、年齢に関係なく身体はスムーズに動くという事をこれからもお伝えしていきたいと思います。 |