「人と人との繋がり」
最近、録画してあったテレビ番組を観る機会があり、プロフェッショナルという番組を何話か観ました。
登場したのは、
三つ星のフレンチレストランで接客をされている方、
東京の下町の日雇い労働者達を相手に内科医をされている先生、
こだわりの酒と料理で居酒屋をされている料理人、
と、色々な職業の方々でしたが、三人とも、
「人と人との繋がり」
をとても大切にされていました。
接客のプロの方は、様々なプレッシャーに耐えられずにノイローゼになりかけた事があり、その時自分を取り戻すきっかけを作ってくれたのは、お客様を接客して、その時いただいた感謝の声だったと言っていました。その声があるから自分自身が生き生きとできる、だからお客様は自分の身体の一部のようなものだ、とも語りました。
内科医の先生は、「経済的に貧しい人ほど医療を必要としているのに、それを受けられない現実」に真っ向から立ち向かい、あえて日雇い労働者の町に自分から赴任して同じ目線に立ち、一癖も二癖もある人達を相手に根気のいる医療を行っていました。患者さんの中には先生は神様だ、と言っている人もいました。
料理人は、奥さんを不慮の事故で無くしており、居酒屋をしながら男手一つで息子さんを育てていました。それを見た息子さんの同級生のお母さん達が、有志で息子さんの弁当を日替わりで作ってくださり、その事に、息子さんが大人になった今でも感謝していると語っていました。そして自分自身もお客様が明るく楽しい気持ちになってくださるように、努力を惜しまず頑張っていらっしゃるようでした。
人に与えて、感謝をもらって、それをまた人に与える、
いい気の流れがそこにはありました。
テレビを観終わって、
気持ちばかりあっても技術が無ければ、整体師として患者さんを楽にさせてあげる事は出来ないけれど、技術を高める為にも、患者さんとの「人と人との繋がり」
を、より大切にしなければ、と改めて考えさせられました。
人によって人は成長していくのですね。そんないい気の流れを廣戸道場で作っていけるように頑張りたいと思います。
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