「痛い所だけみないで、全体をみよう」
こんにちは、鈴木俊敬です。
今回は整体のお話です。
先日ゴルフをされている方が腰が痛いと来院されました。そうすると患部を押したり、伸ばしたりしたくなると思いますが、廣戸道場では何故腰に負担が来てしまったのかを考えます。
身体を診ていくと股関節の動きが悪く、本来ならお互いに動いて身体を捻ったりするのを腰だけでやっている状態でした。簡単に言うと二人でやっていた仕事を一人がサボってもう一人の負担が倍になってしまっと言うことです。それでは腰もたまったものではないですよね!
じゃあどうするのかというと股関節が正常に動くようにしてあげればいいのです!と言うことでまず押したりしていく所はお尻の部分になっていったりします。
これは凄い簡単な例ですが、更に複雑に上下左右に歪んでいたりすると、痛い所(腰)動きが悪い所(股関節)に続き、傾きも治して行かなければなりません。土台が傾いているのに、その上に乗っている物を動かしてなんとかバランスを取ろうとしても、土台を治さない事にはその場しのぎになってしまいます。つまり、痛い所、悪い所に続き真に治す所も出てきます。
こういう身体の見方は学校では教えてくれませんでした。これは師匠に最初に教わった事でした。
では身体の歪みは治りましたが、身体の使い方が間違っているとまた壊れてしまいます。歪みをとるのと、使い方を教えるのは、身体を痛みなく使うためにはどちらか一つだけではいけません。
使い方はまた次回に! |