「同志」
前回のコラムにも書かれていたとおり、眞壁先生が2月いっぱいで廣戸道場を退職し、3月1日から眞壁整体院をスタートさせます。
先日眞壁先生の門出を祝って、2人だけで送別会をして、この約10年間を振り返りました。
廣戸道場は入門するための条件として、専門学校で基礎医学を学ぶ事が課せられます。
僕と眞壁先生は、たまたま同じ学校でした。(学生時代の眞壁先生はどちらかというと幼い印象でした(^^))
同じ道を目指す同志の偶然の登場に、心強さを感じたのは眞壁先生も同じだったようです。
道場への入門時期は、眞壁先生が半年先輩で、入門後は先輩後輩という関係になり、やりづらさを感じる時期もありました。
先輩として、強く言わなければならない事があったり、後輩として黙って従わなければならない事があったり。手が掛かる後輩で色々とご迷惑もおかけしました。
入門時期が近い為に2人ワンセットとして扱われる事も多く、毎日のように2人で深夜の居残りが続いた時期もありました。そんな時は大体、先輩として矢面に立つ事が多く、プレッシャーを感じた事も多かったと思いますが、眞壁先生は決して退いたりせず、勇ましく真っ向から立ち向かっていました。
そのうちに学生時代の幼なさが消え、自信に溢れた精悍な顔立ちへと変わっていきました。
そういう月日を経て遂に自分の足で自分の道を歩いていくという事になりました。辛い環境に立ち向かい、乗り越えた事。今思えばいい経験だったと眞壁先生は言っていました。
僕は、眞壁先生の陰に隠れていた分、これからもっと自分自身の経験を積んで、お互いにもっと高い位置で再会できたら、と思います。
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